レンタカーの代理予約はできる?本人以外が借りる際の注意点

レンタカーの代理予約はできる?本人以外が借りる際の注意点

公開日:2025/07/12 / 最終更新日:2025/07/09
レンタカーの代理予約

「家族や友人のためにレンタカーを予約したいけど、本人が手続きに行けない」「社員の出張でレンタカーを手配したいけど、担当者が運転しない」――そんな時、レンタカーの代理予約や、予約者以外が運転することはできるのでしょうか?普段乗り慣れないレンタカーだからこそ、このような疑問や不安は尽きないはずです。この記事では、レンタカーの予約者と運転者が異なる場合のルールや、本人以外が車を受け取る際の注意点、さらには予約者と違う人が運転する場合の対応方法まで、あなたの疑問を解消できるよう詳しく解説します。トラブルを避け、スムーズにレンタカーを利用するために、ぜひ最後までお読みください。

予約者と運転者が違う場合はレンタルできる?

予約者・運転者・契約者の役割と違い

結論から言うと、多くのレンタカー会社で予約者と運転者が異なる場合のレンタルは可能です。ただし、レンタカー会社にはそれぞれ独自のルールがあり、注意すべき点がいくつかあります。

  • 予約者: インターネットや電話でレンタカーの予約手続きを行った人。実際に運転しない場合もあります。
  • 契約者: レンタカーの貸渡契約書に署名する人。車両を借りる際の責任を負う立場にあり、通常は運転者本人がなります。
  • 運転者: 実際にレンタカーを運転する人。運転免許証の提示が必須です。

代理予約の場合、予約者と契約者、運転者がそれぞれ異なるケースが発生します。多くのレンタカー会社では、予約は代理人が行えても、貸渡契約は原則として運転者本人(または運転者の代表者)が締結することになります。

最も重要なルールとして、レンタカーを借りる際は、実際に運転する人全員(代表者だけでなく、追加運転者も含む)が店頭へ来店し、有効な運転免許証を提示することが義務付けられています。これは、レンタカー会社が運転者の免許の有効性を確認し、貸渡約款の説明を行うためです。

  • 代理人が予約し、本人が来店: このパターンが最も一般的です。予約は代理人が行い、車両の引き渡し時には運転者本人が来店して免許証を提示し、契約手続きを行います。
  • 免許証のコピーは不可: 運転免許証は、原本の提示が必須です。写真やコピー、有効期限切れの免許証ではレンタルできません。
  • 国際免許証の場合: 国際免許証でのレンタカー利用は可能ですが、日本の運転免許証と同様に有効期限や発行条件に注意が必要です。代理予約の場合でも、国際免許証所持者本人が来店して提示する必要があります。

法人でレンタカーを利用する場合、企業の担当者が複数の社員のためにレンタカーを一括で予約するケースがよくあります。

  • 予約は担当者、契約・運転は社員: この場合も、予約は会社の担当者が行い、実際に運転する社員が来店して免許証を提示し、貸渡契約を結ぶのが一般的です。
  • 法人契約専用プラン: レンタカー会社によっては、法人向けに「指定運転者リスト登録」や「月締め請求」など、代理予約や複数運転者登録の利便性を高めたプランを提供している場合があります。これらのプランを利用することで、手続きがスムーズになります。

予約者本人ではない代理人が車を受け取ることができる?

予約者本人ではない代理人の対応範囲

レンタカーの予約は代理人が行えますが、予約者本人ではない代理人が店頭で車を受け取ることは、原則としてできません。これは、レンタカーの貸渡契約が、車両を受け取る際に「実際に運転する人(または代表運転者)」と締結されるためです。

レンタカー会社は、貸し出した車両が誰によって運転されるかを明確に把握する義務があります。万が一事故が起きた場合、運転者情報が不明確だと保険適用や事故処理に支障が生じるためです。そのため、車両の引き渡し時には、運転者本人(または代表運転者)が来店し、運転免許証を提示して本人確認を受けることが絶対条件となっています。

  • 本人確認の徹底: なりすましや無免許運転を防ぐため、レンタカー会社は本人確認を厳格に行います。
  • 貸渡約款の説明: 車両を受け取る運転者本人に対して、貸渡約款や保険内容、利用上の注意点などが説明されます。これは、利用者自身の責任と義務を明確にするために不可欠です。

予約者と違う人が運転できる?

レンタカーを借りた際に、予約者や契約者(代表運転者)以外の人も運転したい場合があるでしょう。これも可能です。ただし、事前にレンタカー会社に登録する必要があります。複数の運転者を登録する方法について紹介します!

レンタカーは、貸渡契約時に登録された運転者以外が運転し、事故を起こした場合、保険が適用されないのが原則です。これは、無免許運転や飲酒運転と同様に、約款違反とみなされるためです。

  • 保険の適用: 事故発生時に、登録されたすべての運転者が保険の補償対象となります。
  • 運転負担の軽減: 長距離移動の場合、複数のドライバーで交代しながら運転できるため、疲労を軽減し、安全運転につながります。
  • 旅の自由度向上: 運転できる人が増えることで、途中でドライバーを交代したり、それぞれの都合に合わせて運転を分担したりと、旅の計画の幅が広がります。

レンタカーの代理予約・本人以外の運転はルール理解と事前確認がカギ

レンタカーの代理予約や、予約者以外が運転することは、適切な手順と事前の準備を踏まえれば十分に可能です。重要なのは、運転者本人が店頭へ来店し、有効な運転免許証を提示するという原則を理解すること。そして、運転する可能性のある人全員を事前に登録し、無登録運転による保険適用外のリスクを避けることです。ご自身の自動車保険の「他車運転特約」も確認し、レンタカー会社の保険と合わせて賢く利用しましょう。今回の記事を参考に、疑問点を解消し、レンタカー会社へ事前にしっかり確認することで、あなたも安心してレンタカーを借り、快適なドライブを楽しめるはずです。

LINE